「校歌」の版間の差分

提供: 八中・小山台デジタルアーカイブ
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2023年10月22日 (日) 23:01時点における版

府立第八中学校校歌

  • 府立第八中学校校歌

都立小山台高校校歌


  • 校歌


  • 小山台高校校歌 1991年6月開催の「合唱コンクール 1H」より
    担任の「光山保士」先生より提供いただきました。


    都立小山台高校校歌 伴奏(練習用)



校歌決定のいきさつ

1951年3月1日発行の小山台新聞第9号掲載の「新校歌決定す」を以下に転載します。
新校歌決定す

1950(昭和25)年7月以来、校歌選定委員会では、数々の審査を重ねていたが、去る2月5日、PTA、菊桜会(同窓会改称)、職員、生徒会の各選定委員出席のもと、校長室において最終会議を開き、投票により栗原源七先生(国語科)の作品を小山台高校校歌として決定した。直ちに勝承夫氏の補作を経て上の医薬学校教授平井保喜氏[1]に作曲を依頼し、同18日校歌選定委員会より正式に発表された。

とどろかせ小山台

崎谷校務主任談 小山台と改名されて足かけ3年、20数年間歌い慣れた"八中、八中われらの八中"は、名声天下にに轟く八中の名と共に過去の記念物として八中史の1ページに残されることになった。

われら小山台高校生一同は、新しく制定された校歌を声高らかに歌おうではないか。

5月5日の本校開校記念日には、盛大な披露音楽会を催したいと考えている。

小山台の校名と共に新校歌を天下に披露し、昔の八中の如く小山台の名を天下に轟かせなくてはならない。


作詞者栗原源七先生談 校歌の難しい点は、詩である以上文学的でなければならないのに、およそ文学的でない校是といったものを織り込まねばならぬ点に苦心した。詩的感情を端的に表現している私には苦手でした。

1. 富士見はるかす 窓晴れて
 銀杏のみどり 濃きところ
 語らいつどう 若人の
 こころの琴に ひびきあり
 敬愛の花 ここに咲く
 「小山台」
 おゝここぞ平和のはなぞの

2. 象る菊の 香も清く
 純情燃ゆる 青春の
 我等に自主の 意気高く
 自由の翼 明日を待ち
 明るき誇り ここに満つ
 「小山台」
  おゝここぞ 文化のみなもと

3. 朝雲流れ 中空に
 八角塔の そそり立つ
 揺がぬ力 礎に
 たかき理想へ 進むとき
 希望の光 ここにさす
 「小山台」
 おゝここぞ 精神のふるさと


        小山台新聞 第9号より

小山台新聞第9号より_新校歌決定す


2番転調の校歌ができた経緯

2番が「転調」となっている唯一無二のすばらしい校歌ができたのは、「落合光禎」先生のおかげ!です。


60周年記念誌 P217掲載の「校歌等事始め:落合光禎」を以下に転載します。
校歌転調の要請

歌詞を父母・職員・生徒等から募集したことは周知の通りである。

筆者は校歌選定委員の一人であった。
作曲依頼の席上(旧校長室)、「歌詞を三節とも同一旋律で斉唱することは素朴単調で曲がなさすぎるから、二節目を転調し変化を付けてください」と作曲者の平井康三郎先生に直接お願いした。
先生は快くうなずき承諾され、現在の優美・華麗な校歌が完成した。

発表会は1951(昭和26)年5月星薬科大学の星講堂にて挙行された。

        元国語科教諭 1945(昭和20)年~1982(昭和57)年在職

60周年記念誌 P217「校歌等事始め:落合光禎」




関連事項

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脚注:

  1. 楽譜の作曲者名は「平井康三郎」となっているが、こちらは音楽家としての「芸名」であり、本名は「保喜」である。



2023年10月22日:直近編集者:Hk100admin
TimeStamp:20231022230144