校歌

提供: 八中・小山台デジタルアーカイブ
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校歌決定のいきさつ

1951年3月1日発行の小山台新聞第9号掲載の「新校歌決定す」を以下に転載します。
新校歌決定す

1950(昭和25)年7月以来、校歌選定委員会では、数々の審査を重ねていたが、去る2月5日、PTA、菊桜会(同窓会改称)、職員、生徒会の各選定委員出席のもと、校長室において最終会議を開き、投票により栗原源七先生(国語科)の作品を小山台高校校歌として決定した。直ちに勝承夫氏の補作を経て上の医薬学校教授平井保喜氏に作曲を依頼し、同18日校歌選定委員会より正式に発表された。

とどろかせ小山台

崎谷校務主任談 小山台と改名されて足かけ3年、20数年間歌い慣れた"八中、八中われらの八中"は、名声天下にに轟く八中の名と共に過去の記念物として八中史の1ページに残されることになった。

われら小山台高校生一同は、新しく制定された校歌を声高らかに歌おうではないか。

5月5日の本校開校記念日には、盛大な披露音楽会を催したいと考えている。

小山台の校名と共に新校歌を天下に披露し、昔の八中の如く小山台の名を天下に轟かせなくてはならない。


作詞者栗原源七先生談 校歌の難しい点は、詩である以上文学的でなければならないのに、およそ文学的でない校是といったものを織り込まねばならぬ点に苦心した。詩的感情を端的に表現している私には苦手でした。

1. 富士見はるかす 窓晴れて
 銀杏のみどり 濃きところ
 語らいつどう 若人の
 こころの琴に ひびきあり
 敬愛の花 ここに咲く
 「小山台」
 おゝここぞ平和のはなぞの

2. 象る菊の 香も清く
 純情燃ゆる 青春の
 我等に自主の 意気高く
 自由の翼 明日を待ち
 明るき誇り ここに満つ
 「小山台」
  おゝここぞ 文化のみなもと

3. 朝雲流れ 中空に
 八角塔の そそり立つ
 揺がぬ力 礎に
 たかき理想へ 進むとき
 希望の光 ここにさす
 「小山台」
 おゝここぞ 精神のふるさと


        小山台新聞 第9号より

小山台新聞第9号より_新校歌決定す